WSBのBMRと記憶域プールは相性があまりよくない

Windows Server Backup(WSB)のベアメタル回復(BMR)は、記憶域プールと相性が悪そうです(現時点では)。

参照 → MSDN : Windows Server バックアップと記憶域プール

記憶域スペースのデータは、通常のディスクやボリュームと同じようにバックアップと回復ができます。

バックアップと回復自体は特に問題ないのですが、BMR回復に関しては「ベアメタル回復に関する考慮事項」のところに結構多くの制限事項が書いてあります。

特に

・Windows RE 環境では、記憶域プールの構成を作成し直すことはできません。
・Windows Server バックアップと ASR は、記憶域プールをホストする基本物理ディスクを認識しません。
・Windows Server バックアップと ASR は、記憶域スペース仮想ディスクを、他のローカル接続されたディスクと同じように処理します。

あたりは結構ツラそうです。

Windows REでは記憶域プール・スペースの構成する物理ディスクを認識することができない…というより記憶域スペースがまるで物理ディスクのように見えるため、HDD交換を行いつつBMRでデータ復旧などということは記憶域スペースに対して行うことはできません。

まぁ、記憶域プールは起動ディスクに使用できないし、ミラーやパリティならサーバーマネージャー(というかPowershell)で回復させればいいので、BMRを使って回復しなくちゃというケースはないような気もします。

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