Windows Server Backupでは、仮想ボリュームは正しくバックアップされません。
例えばVHDファイルをフォルダにマウントしている部分は、バックアップセットのフォルダを見る限りマウント先フォルダもマウントするVHDファイルもバックアップされているように見えるのだけれど、実際に復元すると下記の様になりました。
- マウント先フォルダ … ショートカットとして復元された。リンク先は不明になる。
- VHDファイル … 0バイトのファイルとして復元された。
結論として、フォルダなどにマウントしたVHDファイルは、Windows Server バックアップでは正常にバックアップされないです。
対策としては、バックアップ開始前にVHDファイルをデタッチしておいて、バックアップが終わった頃にアタッチするというタスクを用意する感じで運用するしかないようです。
この運用だと、バックアップ中は該当の仮想ボリュームにアクセスができなくなるので、運用上の制限になります。
参考情報 → TechNet の「仮想ボリュームのファイルは、仮想ボリュームがオンラインの場合はバックアップから除外されます。」がそれに該当すると思われます。
ちなみに、仮想マシンのVMはどーなんだと思ってそちらを復元してみたところ、こちらは正常に復元できていました。仮想マシンが動いているマシンでWindows Server バックアップが動くと仮想マシンが一時停止になってからシャドウコピーを取っているのが、その辺りの動きなんでしょうね。
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