WHS試用版は正式ライセンスを適用できない

概要、というかちょっとご立腹

WHS試用版で構築した環境は、正式ライセンスのプロダクトキーを受け付けてくれません。
正式ライセンスの環境を構築するには、正式ライセンスのメディアからOSの「再インストール」が必要です。

なので、WHSで環境を作るつもりの場合は、最初から正式ライセンス版で環境構築したほうがいいです。いまWHS安いし。

詳細

Windows Home Serverの試用版は本当に「試用版」らしく、正式ライセンスを入力しても受け付けてくれません。

これは、試用版で運用テストをした環境をそのまま正式運用の環境にできないということを意味します。
試用版のデータを生かしたまま正式ライセンスの環境を構築するためには、OSの「再インストール」が必要になります。

ごくプレーンなPCなら特に問題はないのでしょうが、私の環境はPCIカードのPATA(Sil0680A)とSATA(Sil3124)カードを使っていて、それらのドライバはOSインストールディスクには含まれていないために別に読み込ませる必要がありました。
#で、適応するドライバがどれか分からなくてあれこれトライ&エラー…。まぁ試用版の環境を作った時のドライバをちゃんと保存してなかった私も悪いのですけど。

OSセットアップの最終処理段階で上記カードのドライバがない為と思われるエラーでインストールが完了しなくなったため、エラーをすべてキャンセルしてデバイスマネージャーからそれぞれのドライバを直接インストールして再起動したら、もう一度OSセットアップの最終処理を行ってくれて、晴れて正常稼働となりました。

OSインストールは失敗したら、PC再起動すれば成功するようになるまで失敗したところから再開してくれるようで、その点は助かりました。

しかしまぁ、なんとかならないものなんでしょうかね、マイクロソフトさん。
新規インストールが必要ってわけじゃないので、試用環境のデータは生きたまま再インストールを完了することができるのがせめてもの救いではありますが、なんとも手間がかかります。

試用版から正式ライセンスに移行する手段が提供できないというのであれば、せめて、試用版のインストール時に「正式ライセンス版は再インストールする必要があるんだよ」ということが分かるような警告表示をして欲しいです。

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