さくらのレンタルサーバーにBlazor wasm のアプリをデプロイしてみたので、その手順をまとめました。
さくらのレンタルサーバーに限らずWebサーバーなら同じ手順でいけるはずです。
デプロイ手順
リリースビルドファイルを作る
プロジェクトルートフォルダ(.csprojがあるフォルダ)で リリースビルドを実行する。
dotnet publish -c release
リリースビルドファイルは ./bin/Release/net7.0/publish/wwwroot に生成されます。
ファイルのパーミッションを変更する
リリースビルドファイルの権限を755に変更します。
cd ./bin/Release/net7.0/publish/wwwroot
chmod -R 755 .
バイナリモードでwebサーバーに転送する
改行コードや文字コードが変わるとエラーの原因になるので、ファイル転送はバイナリモードで行います。
index.html内の baseタグを設定する
baseタグのpath属性に、転送したindex.htmlファイルが置かれているパスを設定します。
https://ドメイン名/a/b/c/index.html ならば、下記の通りに設定します。
<base path="/a/b/c/" />
以上でデプロイは完了です。baseタグの設定はwebサーバーへ転送する前でもOK。
https://ドメイン名/a/b/c/index.html にアクセスすればデプロイしたアプリが起動するはずです。